コラム
琉球大学

琉球大学概要

琉球大学はTropical Marine, Medical, and Island Sciences (TIMES:熱帯島嶼・海洋・医学研究)の国際的な拠点として「アジア・太平洋地域の卓越した教育研究拠点となる大学」を掲げています。
臨床分野では、アメリカ式の断らない救命救急をはじめ、本土では経験できない様々な経験が積めることでしょう。研究分野では、HTLV-1の症例数が多かったり、皮膚がんの発症率が高かったり、ここでしかできない事が多くあります。

入試内容

物理・化学・数学・生命科学・英語からなり、オーソドックスな試験内容です。
物理・化学は高校範囲からの出題が多く、数学は統計問題、生命科学は時事問題を踏まえた問題が多く出題されてきました。どの科目も丁寧に学習してきた層にしっかり刺さる報われる良問揃いの試験です。
理系科目は問題に対して時間がとても長いため、時間が余る傾向があります。その時間に間違いがないか自分の議論を確かめましょう。

2023年度試験の試験内容変更点
[物理]
例年力学・電磁気の出題だったものが、原子物理単体からの出題へ。全ての分野を満遍なく勉強する必要が出てきました。
[統計]
今までの統計語彙等の穴埋め問題から、本格的な検定問題へ変更されました。

2024年度(本年)からさらなる大幅変更!
【受験資格有りへ!】
TOEIC iBT 61以上or TOEIC L&R 600以上
【実施時期の変更】
5月実施→9月実施
【試験内容の変更】
小論文(英語)問題が一次試験から削除、面接時期に実施

2024年度の中盤試験

入試倍率は40倍近くありますが、追加合格を含めると実質倍率は20倍~30倍であるため、編入試験の中でも標準的な倍率です。中盤試験ということで、勉強も進んできている時期です。4科目型の中でもオーソドックスな出題のため是非受験をご検討ください。
編入試験はブラックボックスな面が多いため受験経験がある程度必要です。受験を止めてしまう前に、四科目型の代表格である琉球大学を受験し、自分が戦う準備があるのか心に問いましょう。

行われている研究

研究面では、がん、脳疾患、循環器疾患などの先進的な研究に加え、わが国で唯一の亜熱帯気候下に位置する島嶼県という沖縄の地域特性に根ざした特色ある研究に力を入れています。具体的には、熱帯・亜熱帯環境下での感染症研究、長寿県沖縄の復興を目指す長寿医学、急速な生活習慣の変化にともなう代謝疾患、生活習慣病の予防、狭い婚姻圏に由来する遺伝性疾患、琉球列島の成り立ちと関連した人類遺伝学、東南アジア地域での国際保健などの領域で活発な基礎的・臨床的研究を進めています。さらに、平成27年度は、沖縄県の再生医療中核拠点としての再生医療研究センターを新設し、再生・発生分野の研究を進めています。

さらに、琉球大学にはMD-PhDコースがあります。
4年次終了後(CBT,OSCE終了後)大学院に進学し、その後の授業料を免除となります。大学院にて4年間(早期終了なら3年間)研究に従事し、学位取得後に、5年次に復学し、医師免許取得を目指すこととなります。本人が強く希望する場合には、そのまま、ポスドクなどに進む事も可能にしているため研究員としてのポストに悩むことはありません。また、医師免許取得後の進路に関しては、特別な縛りは設けていないことが良い点だと思われます。

立地条件

沖縄県は地方都市でありながら那覇空港から直通で電車に乗れるところが便利です。受験生の方は最終停車駅付近まで電車で向かい、その後バス等へ乗り換えて向かう方が多い模様です。
面接会場はやや早めに開館されており、待機することが可能です。1人ずつ机が用意されているためそこで面接準備ができるでしょう。時間になると電子デバイスが使うことが禁止されるため指示に従いましょう。例年面接資料がiPadにしか入っていない、ということを主張して指示に従わない人がいらっしゃるようです。自分の不利にならないよう面接資料は紙ベースで用意の上、その他種々の指示にも従うことをお勧めいたします。

琉球大学プレ模試

近年の出題傾向を踏まえて、琉球大学の予想問題を作成します。FICは琉球大学歴代合格者とコラボし、万全の体制を整えました。
編入試験実施時期変更に伴い、プレ模試の日程を再検討中です。

【申込はこちらから】(現在作成中のためしばらくお待ちください)

琉球大学プレ模試 3990円

面接過去問50題 1490円

同時購入 4990円